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迅速な行動を要求される特殊作戦部隊の兵士らの装着装備には物理的に限界がある。腕時計をミリタリーイクイップメントのひとつとして捉えた場合、タイムキーバー以外の用途で他に何が出来るのだろうか?

腕時計の概念を根底から覆すような発想から、開発は始まった。

兵士らの多くの要望は、「腕時計のライトシステムの向上」であった。既に存在する代表的なミリタリー時計も、各社独自の方法でライトシステムへアプローチを図っているものの、現在のところ「視認性の向上」にとどまっている。MTM社では寄せられた要望から「夜間任務時の簡易光源の確保」に着目、腕時計に光源を搭載させるという前代未聞の開発を進めることとなり、最終的にLEDライトシステムを搭載した腕時計ムーヴメントの採用を決定した。

事実、このLEDライトシステムを搭載した腕時計ムーヴメントは、暗闇の中、1マイル先からでも光を確認することが出来るほどの強烈な光を解き放つ。これだけの光源を確保するためには、それ相応の逐電が必要となるが、この腕時計ムーヴメントは再充電が可能という画期的な機能を併せ持っていた。正式名称、電磁誘導式無接点充電式アナログクォーツムーヴメントは、バッテリー部に充電式リチウムバッテリーを搭載し、専用(付属)の充電器に腕時計を置くだけで、10年間もの間再充電を可能としている。さらに短時間での充電(約8時間)で約30日の連続使用が出来る。もちろん、腕時計本体には専用の充電端子を必要としない無接点充電式を採用しているので、防水面での寄与も大きい。

更に仕様にも兵士らの意見を率先的に取り入れ、銃弾、ナイフも失った最悪の状況下での白兵戦で、襲ってくる敵に対して最後の一撃、そして少しでも打撃を与えられるよう、腕時計本体に重量を持たせるだけでなく、腕時計のデザインにも無骨さを敢えて残し、白兵戦時の武器として使用することも想定した(一般消費者はこのように使用しないでください。大変危険で、腕時計を破損するだけでなく、人体に危害を与えます)。

そして数年もの開発期間を経て誕生したのが、MTM Special Ops Hawkである。このモデルは瞬く間に兵士らの信頼を受け、革新的なミリタリー腕時計の地位を揺ぎ無いものとした。時計複合機器の名の下、新たなる特殊作戦用ミリタリー腕時計を開発していくこととなる。

MTM社の挑戦が、ここから始まった。